(SW-385)
F-16C Block50 (94-0048
(SW-540)
F-16's Page
ショー空軍基地(Shaw AFB)を拠点とする第20戦闘航空団のF-16C
20th FW
Wings
2003年以降 新しく採用された空軍のインシグニアが 従来のACCのマークに変わって尾翼に入れられるようになったが、特にデモフライトを担当するF-15の1FWやこの20FWの機体は、率先して遂行されたようである。また”Let's Roll”のマークも各飛行隊に1機づつは、書かれるようになり FWの司令官機も含めれば 20th FWには少なくとも4機の”Let's Roll”が存在した。
2017年末時点でのShaw AFBのF-16C/D部隊は、以下の通り.3飛行隊に縮小されていた。下のイラストにある78th FS ”Bushmasers”は、2003年に部隊解消となっていた。現在 各飛行隊共に F-16C/D Block50の最新型を配備して ACCの槍として期待されていることが分る。

第20戦闘航空団 (20th FW) 
   第55戦闘飛行隊 (55th FS) ”Fighting Fifty Fifth” 
   第77戦闘飛行隊 (77th FS) ”Gamblers" ”
   第79戦闘飛行隊 (79FS) ”Tigers”
(SW-542)
-V
流石にF-16が米空軍の実質的主力戦闘機で、現役バリバリとくれば当然ページ数もF-4ファントム以上になりそうであるが、Page-3以降は、ランダムに F-16の部隊を紹介していきたい。この機体のニックネームが”ファイティング・ファルコン”であることはご存知の通りであるが、一時”コンドル”と命名されたことがある。この小さな機体にあの頭の禿げた大きい鳥をイメージすることは、ちょっと無理がある。やはり多くの反対意見もあったのだろうが、名称は換えられた。”ファイティング”が付いているのは、確か当時有名なフランス製のビジネスジェット、ファルコンが存在したからだと記憶している。(2006年1月 記)
Page-Uでご紹介した通り、1985年にショー空軍基地にはF-16の第363戦術戦闘航空団(363rd TFW)が設立されたが、実は今いるF-16部隊レターは、同じ”SW”であるが 部隊が完全に入れ替わっていた。単純に言えば名称変更したともいえるのだが、363rd TFWではなく、以前イギリスのアッパー・ヘイウッド空軍基地に駐在しF-111Eを使っていた第20戦闘航空団(20th TFW)とその傘下の3個飛行隊なのである。1993年12月アッパー・ヘイウッドが閉鎖され、同時期にこの部隊が363rd TFWに取って変わった訳である。何とも ややこしい・・
 因みに1993年11月 363rd TFW時代”SW”のレターを付けた17th TFSのF-16C Block40が、コープノース’94で三沢、千歳両基地に展開した事がある。
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2017年の時点では ヒル空軍基地の388th FWがF-35Aに更新されつつあり この航空団は、ACCの中で唯一3個飛行隊規模で実戦任務を帯びている航空団になってしまった。アメリカ東部の航空祭ではデモフライトを担当するが、対レーダーサイト、対空ミサイルサイト完全破壊のワイルド・ウィーゼル任務を負っている航空団でもあり ベトナムのワイルド・ウィーズル任務開始から50周年の記念マーキングが2015年行われた。(2018/4 記)

(SW-003)
(SW-111)

第20戦闘航空団の中で 唯一タイガーミートの名誉会員飛行隊として 第79戦闘機中隊がNATOのタイガーミートに参加している。タイガーミート開催の初年度は、1961年であるが F-100スパーセイバーを配備されており その後F-111、そしてF-16Cの時代におけるまで 時には、主催者としてNATOの参加飛行隊をリードしてきた参加メンバーである。そのため F-16に至ってもタイガーミート用のスペシャル・マーキングが多く存在する。2017年6月開催のタイガーミート競技会時点でも 米軍には、9つのメンバー飛行隊が存在しており そのどれもが部隊名が虎か、豹またはネコ科豹属のものである。F-15Eでは、マウンテン・ホームの391st FS ボルト・タイガーも名誉会員飛行隊である。